初心者でもわかる海外積立投資~利益を得るために

初心者でもわかる海外積立投資~利益を得るために

海外積立投資と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか。

国内投資と比べるとリスクが高そう、勉強することが多くて難しそう、はじめるにしても手続きが煩雑で大変そうといったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では海外積立投資のはじめかたとメリット・デメリットについて簡単にご説明いたします。

海外積立投資のはじめかた

まずは海外積立投資のはじめかたです。

海外積立投資と聞くと海外の証券口座が必要だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

国内の証券会社にて気軽に投資をはじめることができます。

投資対象ですが大きく分けて3つあります。

1つ目が海外株式、2つ目が海外へ投資している投資信託、3つ目が海外指標のETFです。

これらは3つとも国内の証券会社で積立投資にて購入することができますが、1つ目の海外株式と2つ目の投資信託に関しては取扱がない証券会社もあるので、取扱がある証券会社で口座を開設する必要があります。

3つ目のETFはどの証券会社でも取扱があります。

海外株式とはその名の通り、海外の株式に直接投資をするものとなり、3つの中では少しハードルが高いものとなります。

売買時の為替と株価両方が作用し、また、為替手数料や海外株式売買手数料も国内株式売買手数料よりも比較的高く設定されていることが多いことからハードルが少し高くなってしまいます。

それに比べて投資信託やETFは投資対象が海外のものなだけで、国内のそれと区分としては同じものになるので売買へのハードルは一気に下がります。

よって、まず初心者は投資信託やETFから入ることをおすすめいたします。

また、その証券会社で積立投資の制度があるかどうかも要チェックとなります。

海外株式の積立投資の制度がない証券会社は多いですが、投資信託、ETFに関しては積立投資の制度がある証券会社は多いので確認をしてみましょう。

ホームページなどでは積立投資に関してあまり詳しく記載されてない場合もあるのでそういう時はコールセンターなどに問い合わせをしてみると良いでしょう。

海外積立投資のメリット

海外積立投資のメリットは2つあります。

1つ目は成長力のある海外に投資をして資産を成長させることができること。

2つ目は積立により為替や株価の上下によるリスクを分散させることができることです。

まずは1つ目のメリットですが、海外には日本よりも成長力のある国が沢山あります。

これは投資において非常に魅力的なことです。

日本は何十年にも渡り、低成長な上、大きな災害や経済ショック、少子化などで国全体での成長力があるとは言いにくい状況ですが、世界的に見れば人口は増加傾向にあり、まだまだ経済的に成長をしている国は沢山あります。

そういった国へ投資をして資産を成長させることができるのが海外積立投資のメリットとなります。

国内企業に投資をするよりも大きなリターンを期待することができます。

2つ目のメリットは積立投資の大きな特徴である、リスク分散が可能なことです。

海外へ投資をするということは、為替に加えて、株価等の上下もあり、売買のタイミングが国内投資に比べて難しくなってしまいます。

そのリスクを分散することができるのが積立投資という手法となります。

専門的にはドルコスト平均法と言われる手法なのですが、毎月など一定期間ごとに定額買い付けることによって、購入時のコストを平均化し、価格をならしていくことで、タイミングを図ることなく買い付けを行う手法のことを指します。

この方法は特に成長力のある分野に対して有効な手法であり、海外投資にて積立投資をすることの大きなメリットとなります。

海外積立投資のデメリット

海外積立投資のデメリットは、既に少し記述をさせていただきましたが、日本の投資家にとって基準となる通貨は円です。

ですが、海外に投資をするということはその国の通貨にて投資をしなくてはならず、為替の変動が常に付きまとうということとなり、株価だけを見ているだけではいけないという点です。

例えば1ドル=100円、1株500ドルの株に投資をするとします(1株の売買)。すると購入金額は500×100円で50000円となります。

こちらの株が510ドルに値上がりしたとします。

しかし、為替が1ドル=90円と円高になってしまった場合、売却金額は510×90円で45900円となり、日本円に換算したら損をしてしまうことがあります。

株価が上がったのにも関わらず、全体では損をしてしまいました。

これが海外投資を難しくしている要因の1つであり、大きなデメリットとなります。

海外株式に投資をする場合は特に、海外通貨にかえるタイミングも大事となります。

しかし、投資信託では為替ヘッジありのものもあり、そういう投資信託では為替の上下に対しては基準価額の上下の影響を少なくなるような設定がしてある商品もありますので、為替変動が不安な方はそういう商品を選ぶことも一つの手段でしょう。

海外積立投資には魅力がある

日本は現在非常に成長力が低い国となってしまいました。

昔のように日本に非常に成長力があれば日本国内だけで投資をしていても資産を成長させることができた時代もありましたが現在ではそれはあまり期待できません。

日本円だけを持ち続けることはむしろリスクだと考えて、ご自身の資産を成長させる為にも、一部を海外へ投資することも検討してみてはいかがでしょうか。