2016年12月22日

株式市場にはない為替市場の面白さ

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 株でも為替でも何でも相場は大好きですが、

 最近、強く興味を持ってウォッチしているのは、

 株よりも為替の方です。


 その理由のひとつですが、



 為替市場は投資、投機目的の他、”実需”の参加者が居て、

 値動きが非常に面白い



 というものです。



 個人投資家が株取引をする時、実需のために買う人と

 いうのは殆どいないと思います。


 個人がトヨタの株をちょっと買っても、トヨタの経営権を

 握ることはまず不可能です。



 上場株式を実需で買うとしたら、主にはM&Aが目的と

 なるでしょう。


 出光が昭和シェルの株式を購入したのは、その一例です。



 ほとんどの場合、あくまで、売り買いによる売買益狙いか、

 あるいは、保有し続けて配当を狙うインカムゲイン目的、

 つまり投資か投機という事です。



 一方、為替市場には実需の取引がかなりあります。


 日本の場合は、輸入企業が外国製品、サービスを購入する

 ためにドルが必要となったり、一方、海外展開している企業が

 外貨収入を日本に戻すために円転する(ドルやユーロなどを

 円に替える)ものが代表例です。


 年末年始の海外旅行シーズンを迎えていますが、日本人が

 旅行に必要な外貨に両替するのも実需ですね。



 現在の外為市場、インターバンク取引において、投機と実需の

 割合は8対2から9対1くらいと言われていますが、言い換えれば、

 もし、為替市場から投機目的の参加者がいなくなったら、極めて

 流動性が薄くなり、ほんの少しの需給変化で激しい値動きとなり、

 ひいては、両替したくても出来ない世の中になってしまうかも

 しれません。



 ですから、良く言われていることに、投機は悪とか虚業といった

 ことがありますが、個人的には全く逆で、投機が市場に厚みを

 もたらしていると考えています。



 丁度、クリスマス休暇を迎えてマーケットが薄くなっていた

 ところに、今朝方、丁度良いケーススタディがあったのですが、

 毎日、日本時間の9時55分、仲値決定といって、銀行がその日、

 顧客に提示するレートが決められています。



 日本の銀行のWebサイトを見ると、その日のレートが掲示されて

 いますが、この価格が9時55分時点のものとなるのです。



 この仲値決定に向けて、例えば、銀行がその日、多くのドル

 需要があると予想したら、ドルを買っていきます。


 この時、銀行のディーラーはおそらく、



 ”仲値よりも安くドルを手当しておいて、その後、買値より

 高くなった仲値で顧客に売って儲けよう(実際は、さらに手数料も

 取るのですが)”



 と考えるのではないでしょうか。



 実際、今日も、仲値決定前の9時50分に117円45銭

 だったものが5分間で70銭まで一気に買い上げられました。



 マーケットが薄かったこともあり、より鮮明となったのですが、

 投機目的の参加者の中にも、



 ”実質、ゴトー日同様で、かつ、週明けの26日はロンドン、

 ニューヨーク市場が休場となるから、ドル手当の買い需要が

 多い筈”



 という予測をしていて、実際にドル高がグイグイ進んだので、

 そこに飛びついた人も多かったのではと思います。



 ショー自身もこのように考えていましたが、実際、その通りと

 なり、55分で仲値決定したら、即座に60銭まで半値戻しと

 なる非常に判り易い動きと相成りました。



 最近、日米長期金利差とドル円レートの相関が非常に大きく

 なっているのですが、実需絡みの取引が入ると、一時的に、

 相関が薄くなるものです。



 昨日の午前中にも、突然、ドル円が急上昇したタイミングが

 ありましたが、これも輸入企業の買いと言われていました

 (”美しくない買い”と呼ばれることも多いですね 笑)




 どうしても今日中とか月内にドルが必要となったら、その時点で

 割高だと思っていても買わざるを得ない実需の動向に投機筋も

 巻き込んで相場が動いていくので、個人的には非常に興味深い

 のです。



 仲値以外で大きく相場が動くのが、ロンドンフィクシング(日本時間

 25時、サマータイムでは24時)ですね。


 昨晩、24時55分時点で117円50銭手前だったのが、5分間で

 70銭まで買い上げられて、直近までの下攻めのセンチメントが

 一気に変わりました。



 ロンドンフィクシングでは、金の価格決定や投信の設定がなされる

 ことで、為替が大きく動くと言われていますが、こちらも日本と

 同様、最近ではドル高方向に動くことが多いように感じます

 (もちろん、絶対ではないので、あくまでご参考ということで)。




 東京仲値やロンドンフィクシングにより、その後の相場の流れが

 大きく変わることもありますし、逆に、あくまで一時的な値動きで

 終わり、やがて、米国金利に連動した動きに戻ることもあったりで、

 かなり見極めが難しいのですが、こういった値動きを見つめていく

 のは自分にとって至福の時といったところです。



 昨晩のニューヨーク時間序盤、117円50銭から10銭まで

 売り浴びせがありましたが、米国10年金利を見たらむしろ上がって

 いました。



 丁度、ピボットのサポート1あたりで下げ止まりの兆しが

 出ていたところに米国の中古住宅販売指標が発表されることに

 なっていたのですが、もし予想上ぶれとなったら、これを手掛かり

 に反転上昇するのでは? と思い、押し目買いを入れたのですが、

 ここは運良くシナリオ通りというか、ロンドンフィクシングという、

 幸運が重なり、利益が取れました。



 もちろん、予想通りにはいかない事も多々有るのですが、自分なりに

 シナリオを用意してトレードしてみるのは、実に面白いものです。

 


 

 

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今日の読書


 「ゴースト マネー」濱 嘉之 著

  を読んでいます。


  濱さんの本はあまりに面白く、あっという間に

  読み切ってしまうので、あえて、すこしづつ、

  噛み締めるように読んでいます。


  バンコクの友達に紹介したらすっかりはまって

  しまい、全作読破に向けて突き進んでいます。



    

今日の運動


 ランと腹筋をやりました。

 



今日のシガー


 PARTAGAS  SERIE  D4


   いつも期待を裏切らない、安定した品質のシガー。


 昨晩、ベルギービール、ヒューガルデン赤の生を合わせ

 ましたが、甘みがあるお酒との相性が抜群でした。


 出荷直後でも美味しいので、すぐに吸い切ってしまうのが

 悩みです。

     

Posted by sendai1171317 at 18:00コメント(0)トラックバック(0)
2016年12月18日

リスクオフの円高?

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 先週金曜日の深夜1時、ロンドンフィクシングにかけて、

 ドル円がジリ高の118円40銭となっていたのですが、

 1時を過ぎたところで一気に反落、20分くらいで117円

 50銭まで下げていきました。



 フィクシングが終わるタイミングで丁度、南シナ海の公海で

 米国の無人潜水機が中国当局により奪取されたとのヘッドラインが

 配信されたことが材料視されたようです。



 このような時、決まって書かれるのが、



 ”リスク回避の円高が進んだ”



 という事です。


 最近では、何かリスクオフと取られるイベントが発生すると、

 リスク回避の円高と連想されるのですが、ヘッドラインだけを

 何となく流し見していると、本質を見過ごしてしまうと思います。



 思い起こせば、今年はトランプ当選まで、ひたすら、リスクオフの

 円高というワードが登場した一年でした。



 BREXITを代表として、何か起こると円高に振れる。



 この円高ですが、それまでリスクオン、つまり、円安だった

 ポジションが閉じられた、つまり、スクウェアになったように

 理解していた人が多かったのではないかと推測します。



 でも、本質は全く異なると考えています。



 実際は、リスクオンからスクウェアになっただけではなく、

 円高方向に”リスクオン”となっていたのです。



 シカゴIMMの通貨ポジションをおさらいしてみれば、明白と

 思います。



 大統領選までは、円はネットロング、つまり円買いに大きく

 傾いていました。



 ファンドなどの投機筋の多くは、円買いというリスクを大きく

 取っていたのです。



 何か、リスクオフの材料が出ると、それを手掛かりに大きく

 円買いを進めていた。



 そして、投機筋は手持ち資金の何倍ものレバレッジを効かせて、

 大きく勝負に出ます。



 円買い、ドル売りだけではなく、日経平均の空売り等も組み合わせ

 る訳ですから、リスクオフはますます進展していく。



 株だったら、フェアバリューよりもはるかに低いところまで

 売り込まれるようになります。



 ですから、”リスクオフの円高” というヘッドラインを見ても、

 リスクポジションが閉じられて現金化されているのだ、と思うの

 ではなく、”リスクオフというリスクを取っているのだ”と考えて

 おくのが適切だと思います。



 



 

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今日の読書


 「わが闘争」堀江 貴文 著

  を読みました。


  彼のような異才は日本では生きづらいだろうな、

  と改めて思いました。



    

今日の運動


 サウナの後、軽く泳ぎました。

 



今日のシガー


 ROMEO Y JURIETTA  DUKE  EDICION LIMITADA  2009


  ぶっとく長い、ど迫力なシガー。


 代表作のチャーチルよりもはるかに濃厚で、値段なりの事は

 あるなと納得してしまいます。


 機内でオーシャンズ12を観たのですが、ベネディクトが

 ぶっといシガーを吹かす様子をみていたら、無性にこの

 DUKEを吸いたくなりました。


 デカイ成りですが、味わいは極めてふくよかで素晴らしいです!

     
Posted by sendai1171317 at 18:00コメント(0)トラックバック(0)
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